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【リボベジの育て方完全ガイド】食品ロスを減らしてSDGsに貢献!

環境にも家計にも優しい取組み「リボベジ」をご存知ですか?本来なら捨てるはずの野菜の切れ端や種などを利用してお家で手軽に始められる再生栽培のことです。水と容器があれば誰でも簡単に始められるリボベジ。
ここではリボベジにおすすめの野菜や育て方のコツをご紹介します。

目次

リボベジとは

リボベジとは「リボーンベジタブル」の略で、野菜の切れ端や種を使って行う再生栽培のことです。野菜の生ごみを減らすことができ、家計にも優しく、食品ロス対策にもなります。


身近にある道具で誰でも簡単に始められるリボベジは、食育の一環としてお子様と一緒に取り組んだり、観葉植物のようにインテリアとして楽しむこともできるでしょう。

リボベジのメリット

リボベジのメリットは次の通りです。

  • 家計に優しい
  • 手軽に始められる
  • 食品ロスを軽減できる

順番に解説していきます。

家計に優しい

リボベジは家計に優しいと言えます。なぜなら、家にある野菜の一部で野菜を再生でき、新しいものを買う必要がないからです。例えば豆苗は1週間ほどで生えてきて、野菜炒めをはじめとするレシピに活用でき、しかも無料です。野菜代が浮くので家計に優しいと言えるでしょう。


薬味や付け合わせなど、少しだけ野菜が使いたい時も、必要な分だけ収穫して使うことができるのでとても便利です。

手軽に始められる

リボベジには特別な道具や材料は必要ありません。野菜の切れ端と、空き瓶や空き容器など水が張れる器があればすぐに始められ、キッチンやお部屋の窓際など小さな場所で楽しむことができます。

食品ロスを軽減できる

本来捨てられるはずだった野菜の切れ端や種を利用するので生ごみの廃棄量が減らせます。
生ごみを減らすことでごみ焼却場で排出されるCO2が減り、環境への負担が減ります。

リボベジのデメリット

リボベジのデメリットは次の通りです。

  • 毎日の水替えが必要
  • 衛生面に注意が必要
  • リボベジに向かない品種がある

順番に解説していきます。

毎日の水替えが必要

水耕栽培の水は毎日交換する必要があるため、お手入れを少々面倒に感じることもあるかもしれません。
野菜が腐ったりカビが生えたりすることもあるので、容器内の水温が上がりやすい夏場は1日2回水を交換したほうが良いでしょう。

衛生面に注意が必要

専門的な設備や環境で栽培しているわけではないため、できれば生食を避け加熱調理をおすすめします。
容器はヌメりやすいので定期的に洗い、清潔な状態で栽培しましょう。

リボベジに向かない品種がある

根や葉が無い野菜は再生しにくい野菜やと言われています。また、果実類は種を植えれば芽が出ますが、収穫までに数年かかるのでリボベジには不向きと言えるでしょう。

リボベジに向いている野菜

室内で水耕栽培できる野菜土に植えれば再生栽培できる野菜
豆苗 ネギ 小松菜 水菜 ほうれん草
かぶ ハーブ類 キャベツ レタス
ブロッコリー など
玉ねぎ ニンニク ピーマン トマト
じゃがいも さつまいも など
 

リボベジに向かない野菜

根や葉が無いものスプラウト類
きゅうり さやえんどう オクラ ニラブロッコリースプラウト カイワレ菜

必要な道具や環境

リボベジに必要な要素は次の通りです。

  • 容器
  • 適切な環境

順番に解説していきます。

容器

空き瓶、プラスチック容器、小皿、ペットボトルなど水が溜められるものです。野菜を固定するためにスポンジがあれば便利です。

水道水をそのまま使っても構いません。水を変えずに放置していると、腐ったりコバエが発生したりするので、毎日交換しましょう。

リボベジを土で栽培する場合には、市販の野菜栽培用の培養土を使います。野菜の種類に応じて肥料を追加する必要があります。

適切な環境

キッチンやお部屋の窓辺など、日当たりのよい場所に置きます。夏は直射日光を避け、カーテン越しの光を当てましょう。

リボベジの育て方

野菜ごとの育て方をご紹介します。

  • 豆苗
  • ネギ、水菜、小松菜、ほうれん草
  • 大根、人参
  • キャベツ、ブロッコリー
  • じゃがいも
  • ピーマン

順番に解説していきます。

豆苗

根元を3〜4cm切り、根の部分が水に浸かるようにします。10日ほどで再収穫できます。育てやすいのでリボベジ初心者さんにおすすめです。

ネギ、水菜、小松菜、ほうれん草

根元を4〜5cm切り、水に浸けます。倒れやすい場合はコップのような高さのある容器に入れるか、スポンジに穴をあけて差し込めば安定します。

大根、人参

ヘタを残して3〜4cmのところで切り、水に浸けるとヘタから葉が伸びてきます。明るい窓辺に置き、時々回して全体にまんべんなく光が当たるようにすると、2週間ほどで葉が収穫できます。

キャベツ、ブロッコリー

芯を容器に入れたら底の方だけ水に浸かるようにしましょう。芯の部分から新しい葉が育ちます。

じゃがいも

芽が出てきたじゃがいもをプランターに入れ、土をかぶせてしばらくすると芽が出てきます。間引きをした後、通常の栽培方法で育てていくと、数か月後にはじゃがいもが収穫できます。

ピーマン

取り出した種を土に植えれば、芽が出てきます。間引きをして肥料を与え、苗を成長させると、ピーマンが育ちます。水耕栽培に比べると少し時間と手間はかかりますが、気長に家庭菜園を楽しみたい方におすすめです。

私はピーマンのリボベジに挑戦してみました。

ピーマンの中から取り出した種をプランターの土に植えてみたところ、10日ほどで芽が出ました。

2ヶ月ほどで苗が40㎝位の高さに成長し、実がなり始めました。

種まきから約3ヶ月後に収穫したピーマンです。

スーパーで購入した普通のピーマンの種からリボベジに成功しました。

ピーマンの種は土に植えるので、成長段階で肥料を与えたり、芽かきをしたり、ある程度のお世話が必要ですが、育てる楽しみと食べる楽しみの両方を味わうことができました。

リボベジの楽しみ方

リボベジの楽しみ方は次の通りです。

  • インテリアとして楽しむ
  • 成長を楽しむ
  • 料理に活用する

順番に解説していきます。

インテリアとして楽しむ

リボベジの生き生きとしたグリーンをインテリアとして楽しみましょう。かわいい瓶やカゴに入れればリボベジも素敵な観葉植物になります。

成長を楽しむ

日々成長していくリボベジを見守るうちに愛着が湧いてくるでしょう。どんな料理に使うか想像する楽しみもあります。お子様と一緒に育てれば食育にもなるので、夏休みの自由研究にもおすすめです。

料理に活用する

リボベジの魅力は、キッチンで育ててそのまま葉を摘んですぐに使えること。必要な量だけハサミでカットして使いましょう。

まとめ

今回はリボベジについて解説しました。リボベジの手順は以下のとおりです。

水耕栽培の場合

  1. 容器に水を入れ、野菜の切れ端を浸ける。
  2. 毎日水を交換する。

土に植える場合

  1. プランターに培養土を入れる。
  2. 野菜の種や根を植える。
  3. 土が乾いたらたっぷりと水を与える。
  4. 必要に応じて肥料を与える。

お家にあるものですぐに始められ、環境にも家計にも優しいリボベジにチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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